祖母がインフルエンサーになりまして(後篇)

祖母の帰宅二日目。

祖母の熱は初日のうちにすっかり下がっており、咳が出るくらいだった。

 

愚かにも予防接種をしてなかった私は、何か対策をしなければ自分もインフルエンサーになってしまう、と考え、ネットで調べてみることに。ちなみに祖母を連れてった病院や近所の中規模の病院ではワクチン入荷待ちの状態だった。

すると「予防投与」というキーワードを見つけた。発症したら飲むはずの薬を前もって飲み、感染を防ぐとか症状を抑えるとかそういう感じだ。全額自己負担らしいけど背に腹は代えられない、なんせ今祖母の面倒をみられるのが自分しかいないから自分がダウンするわけにはいかないのだ。ということで病院に電話してみた。医師は「ウチでは予防投与はやってないけど、家庭内で順番に感染していく場合とかにやることはある。正規の手順(検査→処方)だから3割負担ね。あなたのところの状況を考えたらやったほうがいいかもしれない」と言っていた。

そこで2度目のご対面、イナビルである。吸入薬なのにここ最近で一番吐き気をもよおした。イナビル様のおかげで発熱はなく、咳だけで済んでいる。ここ5日ほどずっと咳き込んでいるわけだが。「やっぱり感染してたね~」と医師が笑いながら咳止めの薬も処方してくれた。

後は父に猫をペットホテルに連れて行ってもらい、ひたすら睡眠不足の解消につとめた。睡眠不足は理性崩壊まっしぐら。これ経験則。

 

祖母は「オカンムリ、亀(オカンムリ)、亀(めそめそ)、寝る」の繰り返しだったし、部屋は臭いし私は咳がひどいしで正直関わりたくなかった。警察にも何度も電話していたみたいで、1度自宅に様子を見にきていた。私が外出から帰宅した時に偶然はち合わせたのだが、在宅だった父が応対していたらしい。食事はいつ食べるかわからないのでおにぎりやパンを置いておいた。しっかり食べてあったので食欲は問題なかったようだ。ただ時間が経つのを待つばかり・・・

 

今後の行動としては月曜に受診し、なんともなければ火曜にグループホームへ戻る、という流れだったのだが、どうも「外に出る」ということに対して嫌な予感がしていた。そこで作戦を練り直すことにした。言い方は悪いが、車に乗せてしまえば後はどうとでもなるので、家から連れ出すのが最重要にして最難関。あの足取りでは2日連続で外出なんて無理だろうし、外に出てオカンムリになったら面倒この上ない。なので医師に相談し、火曜に受診とグループホームへ戻るのを一気にやることにした。ということは月曜に風呂に入れないといけない。祖母にとって身なりは重要な外出基準なのだ。

というわけで月曜日。グループホームにどうやって風呂に入れていたか聞き、私が手を貸す範囲を考え(ほぼ常時側にいたわけだが)、風呂の間に失禁まみれの臭い部屋を掃除し、どうにか事をなした。浴槽に入るために脚をあげられなかったり、何をどうしたらお湯が出るのかとかそういうのが全然わからなくなっていたし考える能力もなくなっていた。

決戦の火曜日。・・・・・・・あえなく失敗。しまいにはオカンムリになったので病院とグループホームに延期を申し出る。すると医師は「感染力はもうなくなってるからそのまま施設に帰らせていい。ただ、体力が落ちてるので肺炎とかの懸念がある。予防のために薬を処方する」といってくれた。また、猫がずっとペットホテルで警戒モードのままでかわいそうだということで、父が早々に引き取ってきてしまった。まだ祖母が家にいるってちゃんと伝えたのに!

そして水曜日。今日自力で連れて行けないならグループホームに助けを求めようと決めていた。早々にオカンムリになったので助けを求めた。午後に職員さんが来てくれたのだが、それでもめそめそして動いてくれなかった。そして木曜の午前中にまた迎えに来るから今度は必ず、と約束して帰っていった。ここんとこ夜中にオカンムリになる体力はあるのに・・・また、この日、警察とエンカウントした。

木曜早朝、オカンムリの騒ぎで目が覚めた。これは早く迎えに来てもらわないと昨日の二の舞だと思い、グループホームに少しでも早めに来て貰える様連絡した。そして9時ごろ、ついに(半ば強制連行のような絵にすら見えたが)グループホームに戻っていった。とりあえず一件落着である。10日間、久々の戦いだった。

その日の午後、電話で様子を聞いてみると、物盗られ妄想が激化してて、ほかの入所者さんにも伝染しているらしい。一人ひとり宥めているんだとか。地獄絵図だが認知症患者対応型グループホームの宿命でもある。

 

 

さて、今回のインフルエンザ、なにをどうすれば防げたのか。

・役所から高齢者向けインフルエンザ予防接種の通知が来たのが10月の半ばから後半

・その通知をグループホームが回収したのが11月上旬

・予防接種をしたのが11月20日(抗体ができるのが2週間から一ヶ月といわれている)

・祖母が感染したのが11月28日

近くの小学校で学級閉鎖があった のに、というのはちょっといただけないなぁと思う。他のフロアがデイサービスやショートステイなのでなかなか難しい話なのかもしれないが、認知症で手に負えなくなって預けた祖母がもっと手に負えなくなって戻ってくるのはちょっと対処のしようがない。反省と対策はグループホームでも行われるだろうからその報告を待ちます。

 

 

ということであとは畳を入れ変えればめでたく年末モードに入れるんだが・・・まだ新しい畳は入っていないw

祖母がインフルエンサーになりまして(前篇)

グループホームにいる祖母がインフルエンザになりました。

 

火曜日の夕方、「祖母が熱を出したから病院に連れてってほしい」と連絡がきた。

その日の昼ごろから38℃ぐらいの熱を出していたらしい。

マスクを持ってくるように言われた。時節柄必須なのだ。

風邪かぁ、と思って迎えに行って、職員さんと少し話をしたら

「隣の部屋の人がインフル・・・(ぽそぽそ)」

と嫌な予感をさせる会話が聞こえた。

この時点でしっかり確認しておけばよかったのだが、実は隣の部屋の人が既にインフルエンザを発症して入院していたのだ。 ちなみに予防接種は1週間前に済んでいたそうだが、どうにも間に合わなかったようだ。グループホームの最寄りの小学校で学級閉鎖があったらしいのでおかしくはない事態なのだ。

 

かかりつけの病院で「そういえばインフルって聞こえたような・・・」というと、看護師さんに発熱時間とか詳しく聞きたいと言われたのでグループホームの職員さんと電話で直接話してもらった。薬の都合で症状の経緯はとても重要な情報なのだ。

 

(インフル確定だったら家に帰ってくるのか・・・マジか・・・悪夢・・・)

人工透析患者の母は偶然にも骨折で入院している・・・感染したら最悪死ぬし・・・不幸中の幸いか・・・)※免疫がめっちゃ弱いので感染しやすく、かつ重篤化しやすい

(帰ったら真っ先に猫を隠さないと・・・バレたら捨てられる・・・)

 

などと考えながら検査キットの綿棒を鼻に突っ込まれる祖母の頭を押さえながら考える。

結果は陽性。A型だった。「残念でした」と明るく言われ崩れ落ちてしまった。「orz」というのを素でやるとは思わなかった。

発熱時間から計算すると薬で対処できるらしいので「イナビル」という薬を吸入した。

年齢的に吸入できる力があるか不安があったので、練習用の笛(吸って音が鳴る)で試し、問題なさそうだったためイナビルを服用。看護師さんがその場で面倒をみてくれた。また、タミフルとかは何日も服用し続けないといけないので、認知症の祖母には向かない薬だった。

(翌日私も吸入するのだが・・・ゲロマズで吐きそうだった・・・おかげで軽くて済んだけど)

その間にグループホームや母、親戚関係に連絡したりなんやらで意外と冷静に対処していた気がする。

グループホームに戻って祖母の日用品や常用薬を受け取り、帰宅。

グループホームからは「1週間は預かれません、そういう契約だもん」と告げられた。わかってるさ、わかってたもん・・・

 

そういえば、祖母、認知症なんですよね。

家に帰った途端「家が全然違う!なんやこれ!」とオカンムリ。予想通り。

どさくさに紛れて猫の痕跡を消し、他のごたごたも撤去し、とりあえず怒りを収めてもらった。

「うわー、ピンピンしてる、普通に認知症患者がインフルエンザ持って帰ってきただけじゃーん、これは先が思いやられる・・・」と思った。

ところが、ピンピンしてたのはオカンムリの時だけで、それ以外の時は立ってるのも危なっかしいぐらいよたよたとしていた。なんだったら畳に寝転がったが最後、一人で立ち上がるどころか起きあがることすらままならない。

入所前はどうだったかというと、股関節手術のリハビリで筋トレしてたから割と歩けていた。オカンムリの時なんかは私に体当たりしたり胸倉を掴む力があるほどの素晴らしい足取りだった。なるほど、この状態がそのまま悪くなっただけだった。要介護度もあがるわけだわ。

落ち着いたのを見計らって食事させ、寝床の用意をしてゆっくりしてもらっていた。

薬様様である、夜には熱は36℃ぐらいにまで下がりほっとした。

 

さて、初夜、祖母はどうしていたかというと・・・

階下から助けを求める声がする。どうやら家の中を探検し、途中で力尽きてひっくり返って立てなくなっていた。不謹慎にもひっくり返った亀みたいだと思った。

立てないと言うので、引っ張り起こしてなんとか部屋へ戻す、これを朝までに3回繰り返した。当然こっちは寝られるわけがない。

 

猫はというと、私と一緒に別の部屋で寝ていたのだが、異変を感じ落ち着かなくてずっと私の周りをうろうろ、いなくなれば鳴いて戸を開けて出てくるわで、いつ祖母に見つかってもおかしくない状態だった。これが最大の心配事だった。実際2度ほどニアミスした。しかも私の睡眠を妨害するなんともかわいい毛玉なのだ。1週間の精神的修行を控え、煩悩は少ない方がいい。また、何より睡眠不足は理性の崩壊への近道となるのは経験していたので、翌日にペットホテルに預けた。1週間のお別れである。すまない、慣れない場所が大嫌いなのはよく知ってたんだけど・・・帰ってきたらまた一緒に寝よう。

 

以降はキレたり亀になったりの繰り返しで今に至るわけだが・・・

最大の難関があった。下の世話だ。

少し前からグループホームは紙パンツや紙オムツへの移行を試していたのだがなかなかうまくいってなかった。

それに加えて亀である。トイレが間に合わない!

・・・着ていた服は当然ながら、畳が・・・畳が・・・という状態になっている。

問題なければ来週火曜にはグループホームに戻せるので、その後畳を新調します・・・

以前から痛んでいたのでいいキッカケになったとおもうことにする。

しかし、ペットホテル1週間と8畳の新畳・・・出費が痛いですな!

 

というわけで続きはまた後日!

死ねって言わないきれいな長谷川論者について

長谷川豊のおかげで生活習慣病由来の腎不全による人工透析治療についての世間的認知度が高まった気がする。

 

それにともなってか、糖尿病について書かれたWEB記事のコメントには

「糖尿病患者は人工透析が必要になる確率が高くなり、その治療費が一人当たり年間ウン百万かかる。でも患者は実質負担月1万でいいんやで」

というのが増えた気がする。

それについては否定はしないし、もっというなら人工透析の程度によっては実質タダなわけなんだが。

 

もうひとつ増えたコメントには「クズ(人工透析患者)の高い医療費を健康な人らが負担してやる必要なし、もっと使い道を考えろ」みたいなの。

・・・こっちはただの長谷川論なので特にコメントするのはやめた。

 

で、話を戻すと、きれいな長谷川論(前者)について。

「糖尿病とその合併症は治療は辛いので気をつけましょう」ではいけないのかと。

不良患者がいるから周知させなきゃいけないのか?

不良患者については別の対策が必要かもしれないが、わざわざ具体的な金額をだして真面目に治療している患者をぶん殴るような方法で周知する必要があるのか?と。

わざわざ患者に対するヘイトを高めてくれちゃって。

確かに生活習慣病はそれに伴う合併症は避けたい。ぜひとも。

失明、皮膚の壊死、手足の切断、腎不全、ほかにも骨折しやすくなったりいろいろある。

でも既にそうなってしまってる人に対して絶対的な正義のようなものでぶん殴る必要があるのかと。殺せと言わないかわりに。善人の顔で。

 

安易に移植(死体、生体)を勧める人も正直不安がある。

腎不全になったら、病院から移植と透析(人工、腹膜)と選択肢があるけどどうする?という説明はきちんとされる。

私も母への移植をこっそり考えたことがある。今も頭の片隅に常にチラついている。

まだ知識が足りない段階で何を思っても今後それが変わる可能性はあるのだが、正直恐いのだ。

日常生活をする分には腎臓が片方ないことは支障はないと言われている。アスリート並みに運動する人などを除いて。

でも、将来子供が腎臓を患っても腎臓を提供できない可能性、自分が母と同じ状況になる可能性。

たられば言っても仕方ないかもしれないが、腎臓を患った人を間近で見てきたからこその恐怖感なのかもしれない。

母については移植にともなうリスク。そもそも成功しない可能性もある。成功しても免疫抑制剤漬けで結構大変だとか。

「オカン、腎臓悪いの?よっしゃ、私の片方あげるよ!それで少しでも元気になって!」

などと簡単に言えるほど強くない。

 いよいよヤバイ、となったらさすがに腹くくると思うけど。

 

 

・・・なんだかオチもまとまりもない話になってしまったが、

病気は人生を左右するので予防できるのが一番だし、患者をぶん殴る真似もやめてほしい。

長谷川豊氏が落選したと聞いたので

あとからもっと読みやすく直すとして。

 

長谷川豊が落選したのですがすがしい気分です。

小選挙区千葉1区のみなさん、比例区南関東ブロックのみなさん、ほんとうにありがとうございました。

 

とある人に指摘されたので考え直した2点があります。

 

まず、そもそも今の福祉制度がおかしいとか、憲法がおかしいとかそういうことを言うこと自体は別におかしいことではないな、と。

25条に反してるから長谷川の考えはダメだ!じゃいけないのだなーと思いました。

憲法に違反する法律が作られるのはNGだけど、そもそも憲法がNG(時代にそぐわない、等)の場合は改憲できますよ、という仕組みなのだから。

なので長谷川豊の論を実際に適用したいのであれば(私は全力で否定するけどね)、まず改憲しようか。話はそれからだ。

 

次に、生活習慣病による糖尿病のために人工透析患者となった私の母は、長谷川豊のいうところの「不良患者」にあたるのか、ということ。それにあたらなければ「無理だと泣くならそのまま殺せ」の対象にならないのじゃないか、と。

先のブログの通り、母は医者の言うことをきいてましたし、薬もきちんと飲んでいました。それでも人工透析が必要な場合も多分にあるのです。なので「不良患者」には当たらないだろうとは思います。でも、そもそも生活習慣病が背景なのでそこは強く出られない、というのが私の本音です。

この「真面目に治療してるのに透析になっちゃった場合は長谷川豊の論に当てはまらなくてぐぬぬ感」と「そもそもほんとにただの不良患者で返す言葉もないよ感」ね。どっちにしても言い返したら非を認めてることになるんじゃないの(そもそも生活習慣病だし)っていう後ろめたさみたいなのを抱えた戦!非常に分が悪い!そもそもその「不良患者」かどうかを線引きするのは誰なのか、とか、人工透析患者だけに適用される話なのか、とか考え始めたらきっと決着しないと思う。

 

なので、今後はあれこれ考えずに、単純に長谷川が「死ね」と言ったこと、また碌にごめんなさいできてないことについて怒ることにします。

 頭のおかしい考えにはちゃんとNOが突きつけられるというのは今回の選挙でよくわかったわけですし。きっと今後もそれなりに正しく機能します。

 

 

ただ単純に取材が疎かで記事が稚拙だという愚かしさと、

間接的に母に「死ね」と言われた可能性についての怒りと、

謝罪や生体腎移植の普及に尽力するといっておきながら全然話が聞こえてこないことに対する不満や不信感あたりを根に持って

 

今後は

週に1回程度箪笥の角に小指をぶつけろ

(できればぶつけたとこから化膿してなんやかんやで重症化してほしい)

ぐらいに思うことにします。

 

あんなやつに心を割くのがもったいない。

 

 

 

 

・・・と思っていたのですが、どうやら氏は次の選挙にも出る気満々で

 

次もどうか落選しますように!

 

長谷川豊氏の立候補について思うこと -彼は自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!とのたまった-

なんでも長谷川さん、日本維新の会公認で千葉1区に出馬なさるそうで。なんのギャグなの?

 

 

彼は半年ほど前に糖尿病由来の腎臓病患者の人工透析治療について

「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!」

 とのたまった。

 

この内容をそのまま素直に受け取ると、私の母はとっくに死んでいる。糖尿病由来の人工透析患者である。透析治療を始めてそろそろ三年半になる。
人工透析血液透析の説明になるが)とはなんぞや、という人もいるでしょう。本当にざっくりいうと「腎臓が尿として体外に排出していたもの(老廃物)を機械で代わりに排出(透析)することです。老廃物が溜まり過ぎれば尿毒症で最悪死ぬ。

 

記事はリンクも魚拓すらも貼るのをはばかられるほど無残でお粗末な内容だった。取材した医師の主観を通した内容なんだろうが、その医師の体感に基づくデータがまぁひどい。しかも事実確認すらしないなんて、アナウンサーが信憑性の不確かなことをでかでかと言ってのけるとはさすがに呆れる。学生のレポート以下だ。
その上で彼は弱者を切り捨てる発言をした。日本国憲法でいうところの生存権(第25条)をまるで無視する発言だ。日本の福祉制度は生存権の具体化である。それを否定した。

 

日本国憲法第25条
    第1項
        すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
    第2項
        国は、すべての生活部面について、社会福祉社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

 

第1項の方は中学校の授業あたりで聞いた記憶のある文言だ。高校受験頻出問題でお決まりのフレーズはいまでも暗唱できる。それだけ日本国民として重要な内容なのだ。
そのようなことも理解していない方が国会議員になりたいって?え?どこの国の議員になるっていってるの?

 

データの真偽についてはわかりやすく言及してらっしゃる方がいたのでそちらを読んでいただきたい。

igcn.hateblo.jp

 

 

 

 

さらに不思議なのがこれらのことを「表現の問題」などと論点をすり替えて謝罪したつもりになっていることだ。

「殺せ」という表現はよろしくはないがそれ自体が本来の問題じゃない。「死ね」も「殺せ」もネットとお付き合いの長い私にはそこそこ免疫のある言葉だ。痛くも痒くもない。

保険対象となる医療行為を「金がないなら治療するな」と言ったことが問題なのだ。

先の生存権の話にも関係するが、国民皆保険って知ってるのかな?もっというと人工透析患者は度合いによっては身体障害者である。逆に、なんで制度としてその必要があったのか考えたことはあるのかしら?治療費を病人個々に負担させるには高額すぎて過去に不幸なことがたくさんあったんだよ。先人の努力の賜です。別に映画館の料金を割引してほしくてこんなことになってるんじゃないのよ?

 

 

先人たちの戦いの証はここにざっくり書かれている。

半世紀近くにわたる努力と腎臓病患者の願いだと思ってほしい。

www.zjk.or.jp

 

 

 

その後、騒動を終息させたいのか臓器移植に逃げ道を見出したのか、「臓器移植普及に向けての活動をする(どやぁ」なんてことを言ってのけた。

臓器移植に非はない、まったくない。確かに病院から提案されるのだ。「人工透析血液透析または腹膜透析)、腎臓移植と方法があります」と。生体移植だろうが死体移植だろうがそもそも件数が少ない。長谷川氏はその普及の努力をしたい、と。これでご本人的には炎上を鎮火させたつもりなんだろう。
・・・で?あれから何かしたの?全然そんな話耳に入ってこないけど?

 

 

ところで、先月だったか、母が署名してほしいといってきた。政治活動とかに消極的な母が珍しいことを言うもんだからどうしたのかと思ったら、全腎協の署名活動だった。
同じものが公開されていた。ご理解くださった方は署名にご協力いただけるとありがたいです。

 

www.zjk.or.jp下のほうに前回の集会に参加した国会議員が挙がっている。日本維新の会の議員もいらっしゃるようで。ぜひ長谷川氏の出馬についてご意見を伺いたいものだ。

(追記)現在は他の党に移籍しており、現職の日本維新の会の議員は参加していなかったようだ

 

www.zjk.or.jp

 

なお、私の両親は長谷川氏の炎上の一件を知らない。母は署名用紙こそ持って帰ってきたがその背景は知らない。私もわざと言わなかった。悪意にさらす必要はないと思ったからだ。炎上した認識があるのは一部の人だけ。それを知らない人は透析患者でさえも知名度があるから長谷川氏に投票してしまうかもしれない。当選してしまうかもしれない。なんと恐ろしいことか。まずはきっちりと落選していただきたい。NOといわなければ潜在的YESになりかねない。弱者を切り捨てる、根拠がはっきりしないことでもでかでかという、調査をしないどころか間違ってもろくすっぽ謝罪も訂正もしない。そんな人が千葉の代表として国政にでるかもしれない。国があんなやり方で弱者を切り捨てていいわけがない。千葉1区有権者のみなさん、どうかそこのところよく考えてくださいますよう、お願い申し上げます。

 

年末にとあるツイートを見かけた。
その方のお母様は、長谷川氏の発言を受けて透析治療を拒否し、その後なくなったそうだ。本当に心が苦しかった。炎上当時からこういう方がいないように、と声を上げた方をたくさんみた。それでもだ。

 

togetter.com※このまとめを載せるにあたってツイート主さんにご挨拶差し上げたところ、「長谷川豊に殺されたというのは主さんがそう解釈しているわけでそこを理解してほしい」とコメントをいただきましたので併せてご理解ください。

タイトルよりツイートそのものを読んでほしい。まとめのタイトルをつけた方は主さんではないのでね。あと私はこの内容を全面的に信頼していますので、主さんに証拠の提示を求めるなどのご迷惑をかけるような行為はご遠慮いただきたい。

 

 

 

ほんとうはもっと書きたいことが山のようにあるけどもうなんだかうまくまとまらない気がするので直接会話された方の記事をはっておく。

これを読んでると・・・なんというか、人の話聞く気ゼロやな。それで国民の声に耳を傾けます!とか言われたらどうしようと思えてくる。

 

www.huffingtonpost.jp

 

www.huffingtonpost.jp

www.huffingtonpost.jp

 

 

 

 

そういえば千葉市熊谷市長が、長谷川氏が「幕張新都心は空き地ばかり」と言ったことに対して、

どこのことを言ってるのかわからないけど?「若葉住宅地区」のことなら土地開発の目途は立ってるしそれぐらい調べたらすぐわかるよね?ん?(意訳)

とツイートしておられましたが、また調査もろくすっぽしないで適当なことを申し上げたんですか?

 

 

 

最後に、誤解のないように再度改めて言っておきたい。

私の母は糖尿病と診断されてから少なくとも10年は人工透析の必要はなかった。

医者の言うことも守った。薬もきちんと飲んでいた。通院する前のような食生活はしていない。一緒に暮らしていた私や父が断言する。

「糖尿病ですね、すぐ人工透析しましょう!」というわけではない。

それでも長谷川氏のいう「不良患者」でなくても糖尿病が原因で、腎臓や、目や、他の場所を痛めてしてしまう人がいるのだ。

 

 

 

最後になりますが、記事掲載にご賛同いただいたみなさん、ほんとうにありがとうございました。

私の前エントリも併せて読んでいただけると幸いです。

 

akiecandy.hatenablog.com

 

 

一人の人工透析患者ができあがるまで

先のブログでも少しふれたが、私の母は糖尿病を原因とする慢性腎不全であり、人工透析を週に3回受けてなんとか生きている。
もうすぐ3年になる。

2型の糖尿病であると診断されたのが15年以上前の話。
4年前ぐらいだろうか、急に母の腹が出てきたな、という感じがしていた。
最初はあまり気にしていなかったのだが、だんだん体が鈍そうで重そうでしんどそうになっていった。
その後母は「ネフローゼ症候群」と呼ばれる状態で、腎臓で体の老廃物を尿として排出できずに体にため込んでしまう状態なのだと説明を受けたか自分で調べたかなんかした。
医師に水分や塩分の摂取を控えればコントロールできる状態だと言われ、まあそうするわけだが溜まるもんはだんだん溜まっていく。コントロール入院もした。入退院の繰り返しだ。
一年弱ほどこの状態が続き、医師に透析しますか、と提案された。
正確には選ぶ道は3つあった。血液透析、腹膜透析、腎臓移植だ。
クレアチニンがどうだとかなんやかんや説明を受けて血液透析を選んだ。
あまり詳しくは覚えてないし適当に書いて誤解を招くといけないので控えるが、「最後の手段は父か私から腎臓移植かなー」と思った記憶がある。
で、左腕にシャントという人工透析用の太い血管を作って透析治療を始めた。
水ぶくれみたいにぶくぶくだった腹や顔は凹み、見覚えのある母の姿になった。
「あ、生き返った。これでまた生きられる」と思った。
透析中に足がつったりめまいがしたりもするのだがその日限りだし、ネフローゼのときの半寝たきり状態よりはよっぽど生きてるなと思えた。そこそこ普通に活動できたからだ。
透析をすることによって制限されることもあった。具体的にいうとこんなんだ。

  • ワーファリンの服用
  • 納豆と青汁は禁止(ビタミンKはワーファリンの天敵なのだ)
  • 流血に注意(ワーファリンのせいで/おかげで血が止まらない)
  • 力仕事に注意
  • 免疫が下がるので風邪などに注意
  • 水分、塩分、カリウムの摂取は控えよ

まぁそんな感じで今まで生きているわけで、その中で母はアルツハイマー認知症の祖母の介護もしている。今でこそ祖母はグループホームにいるわけだが。
正直、私と祖母の関係性を考慮すると祖母より先に母に死んでもらっては困る。
年功序列で死んでいってもらいたい。私が祖母と面と向かって介護というのは難しい。というか無理だ。
だから透析治療は母のためでもあるが私のためにも必要なのだ。

 

最後に、誤解のないように改めて言っておきたい。

私の母は糖尿病と診断されてから少なくとも10年は(あまり詳しく書くと身バレしてしまうので)人工透析の必要はなかった。

「糖尿病ですね、すぐ人工透析しましょう!」というわけではない。

医者の言うことも守った。薬もきちんと飲んだ。

それでも糖尿病が原因で、腎臓や、目や、他の場所を痛めてしてしまう人がいるのだ。

 


だれだ、自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!とか言ったアナウンサーは。
人工透析しなかったら我が家が滅びるんだよ、冗談じゃないふざけんな!

 

祖母が施設に入所して1年経ちました

お久しぶりです。
祖母がグループホーム(以下GH)に入所してそろそろ1年。
なので現状と過去を振り返って今だから思うことなどを少し書こうと思います。

■祖母の現状
今も同じGHにいます。

元々体は丈夫な方らしく、認知症以外に特に具合の悪いところもなくいたって健康。股関節手術のリハビリをしなくなったのでその分足腰は弱くなったかもしれないけど、その点はシルバーカー(老人車)を使っているのでカバーできているようで。使い始めたのは精神科入院時にそれまで使っていた杖の持参を拒否されたから。病院で老人車を借りたらそのまま自分のものだと思い込んでしまうようになったので新規購入した。杖は使い方次第で凶器にもなりますw

肝心の認知症関連の方はというと、あいかわらず私に対する物盗られ妄想や癇癪はたまに(?)あるようで。GHの職員さんがすごく私に気を使いながら報告してくれるが私は慣れてるのでどうということはないw

GHでは仲のいい入所者さんもできたようで仲良くやっているらしい。外出したり施設内でイベントがあったりと、おそらく家に引きこもってた時期よりリア充してるんじゃないかと思われる。


■祖母に対して行っていること
実のところ、入所以来祖母に面会したのは片手ほどもない。物盗られ妄想が相変わらずあるので会うとそれが酷くなりそうな気がするからだ。実際、入所後初めて送迎のために会ったとき、祖母は興奮して気分が悪くなった。GHに必要以上の迷惑をかけるわけにはいかないのだ。
そんな私は何をしているかというと、連絡係や常用薬の運搬係。
定期的に主治医から薬を処方してもらって届ける、何か変化や気になることがあれば主治医に伝える、そんな程度。ほかは消耗品の補充とか。どれも職員さん経由で渡してもらっている。
たまに母が祖母を主治医に診せに連れて行ってもいる。その時に足の爪を切ってもらったりもしている。なんでも高齢になると爪が硬くなったり巻き爪になったりで、専用の道具がないと手入れしづらいのだとか。主治医は内科がメインですが、皮膚科でももちろんやってくれる。
あとはGHでのイベントに母が出席するぐらいかな、正直ほとんどGHにお任せ。


■当時を振り返って
虐待、ネグレクト、傷害、殺人、どれにもならなくてよかったとホッとしている。ほんとこれにつきる。警察とかにはほんとに迷惑かけたなと思うし、お世話にはなったけど犯罪的な意味でお世話になる羽目にならなくてすんでよかった。もう少し祖母に寄り添ってあげられたらなとか、やさしくできたらな、なんても思ったけど、私の性格上、そもそも無理な話だったwクールを飛び越えてドライなんです、私wその時考えられた手は全部打ったと思うし、立てたフラグは回収前にたいてい折られていたので、あれが私の能力でできる精一杯。ブログにはあの程度しか書いてませんが、手術で入院したときや退院後から同居までも結構大変だった。夜が恐いと病院に呼び出されてそのまま泊ったり、家でも一人は嫌だと泣きつかれたり。帰らないでくれと土下座されたこともあった。でもまあ認知症について書こうと思ってた手前、省略。
あと、同居開始直後、ガスコンロが壊れてしまったためIHコンロに変えた。ボヤは絶対避けなきゃいけなかったからいっそ壊れてくれてちょうどよかった。


反省点として頑張りすぎて裏目に出たことがいくつかあった。

まず、契約、申請もろもろを私が一人で頑張りすぎたこと。母はそういうのがあまり得意ではないし通院してるので時間が限られてたというのもあったけど、なんというか一人でやりすぎてしまった。仕事をしてる感覚になっていたようだ。「あー次の打ち合わせでアレとアレを確認しなきゃなー」なんてリストアップしていたり。当時は最短ルートで物事を片付けたかったんだろうけど、仕事じゃないんだから自分で自分を追い込むなよ、もっと肩の力抜けよ、と今となっては思うw

もうひとつ。親戚に言われたことの方がショックだった。
 「どうしてお母さんからじゃなくakie_candyから聞かされなきゃいけないの?」 と。
各所からの連絡先が私になっていたこともあって、親戚への重要事項の報告は主に母からではなく孫の私がしていた。一番状況に詳しいし、行動力もあったので私が事務的にやっていたが、祖母のGH入所後に親戚に言われたこの一言にはすごくショックだった。
確かに祖母の事だから娘である母が報告するのが道理といえば道理。でも、私としては報告を欠いて後から文句をつけられる方がよっぽど嫌だったから逐一報告したのに裏目にでてしまった。あー、でしゃばり過ぎたんだなーと。それ以来、親戚への連絡は数こそ少ないけれどすべて母に任せている。傀儡万歳wというか正直親戚とは当分口もききたくないw

脱線すると、この件で「遠くの身内より近くの他人」、「餅は餅屋」という言葉の意味をとてもよく理解できた。介護は我が身に降ってくるまでどれだけでも綺麗事が言える。おそらく年輩の人ほど。自宅で身を粉にして介護するのが当たり前の世代だからね。施設なんてとんでもない、という人も多いだろう。でも敢えて私は言う。経済的に余力があるならどんどん「プロ」の手を借りてほしい。同居人以外で手を借りるなら断然プロ。
精神科入院前、週2で訪問看護師さんが来てくれていた。主治医の紹介で認知症などの高齢者のメンタルケアに実績のある人だった。「身内の恥をよそ様に愚痴るなんて」的な世代の祖母が、看護師さんに絶大な信頼を寄せ、私のことを愚痴っていた。なぜ愚痴る相手が母や親戚ではなかったのか。私はその役を母にやってほしくて物盗られ妄想の被害者を引き受けた。だが愚痴の内容は物盗られ妄想に代表されるあることないことなので、真偽を知っている母や親戚に愚痴ると説き伏せられて挙げ句キレてしまう。だがプロはそれをしない。否定をしないのだ。なので祖母は絶大な信頼を寄せた。一番の味方と認識したのだ。当然看護師さんは介護者にも理解があるのでどちらの癒しにもなってくれた。相手に寄り添い、絶大な信頼を得る、これがプロの仕事なのだ。あと、この看護師さんを紹介してくれた主治医、さすがの人脈である。前のブログでデイサービス選びに失敗したという話を書いたが、あれは私がパンフレットから近所だという理由がほとんどで選んだだけなのだ。私の都合と祖母の都合は違うし、重視すべき課題は餅屋の方がよくわかる、それがよくわかった。素人が考えて決断するのはすごくエネルギーのいること。そもそもその決断は正しいの?決断する前に相談だけでもその負担が少なくなることもある。プロには経験がある。知識も人脈もある。プロに相談してみることを心の底から勧める。


■私の現状
介護からほぼ解放されたので基本的には平穏を取り戻している。
ただ、「泥棒」という言葉に過敏になってしまったようで、不意に聞くと頭に血が上ることがある。それに気付けてからはすぐ収められるようにはなったがある種の呪いのようになってしまった。
あと祖母はキレたときに簡単に八つ当たりする手段として襖や障子を力いっぱい閉めていた。私としてはもともと嫌いな音だったが、どうにも苦手になっていて、襖、障子その他を閉めるときはほんとに静かに閉めるようになった。
他には前述の通り、親戚への連絡事項は母に任せることにしたぐらいだろうか。飼い猫とたまに遊びに来る野良猫と平穏に過ごしている。


■今後の懸念事項
祖母は車の免許を持っている。認知症なので当然もう運転はさせないが、車の処分、免許証の更新についてどうしようかと思っている。
車の方は廃車手続きをしたのでただの鉄の塊なのだが、祖母の所有物なのでさすがに勝手に売れないし、売るにしても相談しなきゃいけないのが一苦労なのでとりあえず先延ばし。
免許は一応高齢者講習をパスした上で更新となるので間違いなくそこでひっかかって更新はできなくなる。あと、免許の返納制度があるのでそうしようかとも考えている最中だ。返納すると身分証として使える運転経歴証明書をもらえるらしいのだが、本人が免許センターとかに出向かないといけないのかなーなんて考えるとなかなかの重さのあるイベントだw母はそのまま放置して失効でもいいんじゃないかと言ってるけど、意図的にそうしたんだとバレた時が一番ややこしい。ちなみにもう少しで免許更新のリミットである。

あと、祖母がいつまでGHにいられるかについてだが、入所時に入所者の退所条件を確認したところ、大きく3点あった。念のため、施設単位でいろいろ条件は異なると思うのでこればかりを信用するのは禁物です。
・怪我や病気で入院が必要となった場合
・家族と暮らす場合や他の施設へ移る場合
・他の入所者への迷惑行為等がある場合
らしい。祖母の場合一番気にしないといけないのがおそらく3つ目だろうなと思っている。ただし、そういう場合は精神科の医師が「うちの病院で預かります」と言ってくれていたので、まぁ最悪追い出されても同居の必要はないのである。
あ、あと当然入所費の滞納も条件に含まれるのだろうけど特に言及はしていなかったw


■おまけ
祖母のキレっぷりを記録するExcelの表、家系図を作ったと前回のブログで書いたが、実はもう一つ作ったものがあった。手術前後から近況にいたるまでのサマリーをペライチで作ったのだ。祖母の状況を知らない人(精神科医師、GH)に最初にExcelと家系図と一緒に提出した。いちいち説明するのがホントに面倒だったのと、その方が内部で情報共有しやすいかなと思ったから。実際GHの人は家系図も含めてありがたがってくれていた。

意外と注意したいのが認知症患者を自家用車で送迎する時。
祖母は精神科を退院し、そのままGHへ向かう手筈になっていた。家に寄ると一悶着ありそうだったから。あと車中で祖母を二人きりというのに少し不安を感じていたのでGHに相談した。するとGHの職員さんも病院から一緒に来てくれるというので、GHの車に祖母を乗せてほしいと頼んだ。結果は大正解で、祖母は車中で私のことを刺し殺してやるとずっと言っていたらしい。祖母を自分の車に乗せていたら最悪横からハンドルを切られて事故ってたかもしれない。自損ならまだいいが、対人とでもなったらこの上ない最悪だ。キレやすい状態の認知症患者を車に乗せるというのは結構危ないのである。ちなみにGHの職員さんも2人で来てたので運転者は運転に集中できていた。

医師に祖母を診てもらった時の話。医師は大体患者に質問をする。それは体調だったり、本人の思い出だったり。認知症患者本人はそれに答えられないことがある。結構な頻度で。で、横にいる家族に答えを求める。家族は「医師に質問されてるんだから答えなきゃ」と思い、代わりに正しい答えをあっさり返してしまう。
・・・ダメ、ゼッタイ。
医師は別に患者の過去を知りたくて質問してるわけじゃない。患者の病状を知ろうとして質問している。患者は自分が答えられないのを取り繕うために正しく答えられる人間に返答を任せてしまい、その場をやり過ごすのだ。他の病院のやり方はわからないが、祖母の受診時、付き添いの私は先に別室に呼ばれ、認知症の具合と祖母の人となりを聞かれた。そんなもん聞いてどうするんだろうと思ったけど、問診で答え合わせするためだった。問診の間、私は祖母の後ろで無言で祖母の話してる内容が事実かどうかをリアクションしていた。あくまでもかわりに答えてはいけない。首振り人形に徹するのだw医師は答えてほしい人の方を向いて質問をする。そこを間違えてはいけない。たとえばアレルギーとか持病とかそういう命にかかわることはさすがに家族にも確認する。実際、若かりし頃の祖母が受けた手術で麻酔にアレルギーが出たことがあったらしいのだが、それが祖母と母の何気ない会話から発覚した。なんとそれは股関節の手術前日だったw
おまけの最後に。介護はお金がかかる。入院にしてもデイサービス等にしても施設の入所にしても。公的サービスをいろいろ利用してほしい。祖母と母(人工透析をしてます)が今まで利用してきた制度は、限度額適用(祖母、母)、特定疾病療養(母)、身体障害者(母)、重度障害者(母)、介護保険(祖母)、医療費控除(祖母、母)です。正式名称が怪しくて申し訳ない。そこそこの規模の病院にはソーシャルワーカーがいて、そこらへんの制度のプロなので遠慮なく相談してほしい。小難しい話をされると思うけど、そこは耐えてw印鑑を持っていくとその場で手続きできちゃう場合もあっておすすめ。
余談ですが、人工透析患者は障害年金をもらえるとかなんとかという話。診断書や意見書を集めてさらに申請書類にするのも結構な作業量だった。早くマイナンバーが各所に普及して電子カルテとも連携して障害年金の申請とか楽にならんもんかなーなんて思うSEだったり。医師が意見書を手書きしてたのを見てなんというかすごくアナログで非効率だなーと思う反面、診断書は電カルからの出力なのにこれで文書料同じなのかーとか思ったりなんともいえない気分になったwついでに限度額認定とか勝手にシステムが判断して申請不要にしてくれないかなーとも思ったりもする。高額療養費で結局戻ってはくるのだが。入院なり通院なりしてる人が役所に行くのって結構大変なケースがある。
あと最近認知症の保険サービスもできるらしいのですがそちらはよく知りません。認知症になったら保険金がもらえるとか、認知症が原因の事故等の補償とかいうのではなく、手続きのサポートなのかな?契約や申請関係の負担を減らしたい場合はいいのかも。そのために各所を駆けずり回った記憶があるので、そこを丸投げできるのなら介護に専念できそう。いや、保険の内容はきちんと保険会社に確認してね。



これで思いつくことはとりあえず全部書いたかな。
また何かあったら追記なり新エントリするなりします。
ブコメで暖かい言葉をかけてくださった方、ありがとうございました!ちょっと報われた気がします!

では(・ω・)ノシ